2020年06月02日06時42分
【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、全米各地で人種差別への抗議デモの一部が暴徒化していることを受けて州知事らと電話会議を行い、「(暴動を)制圧しなければならない」と述べ、強圧的手法を用いてでも沈静化を図るよう迫った。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが報じた。
抗議デモが全米約140都市に拡大する中、トランプ氏はいまだに国民に冷静な対応を呼び掛けていない。デモや暴動の鎮圧を求める強硬発言は市民の怒りを増幅しかねず、改めて大統領としての資質を問われそうだ。
同紙が入手した電話会議の音声によると、トランプ氏は冒頭から「制圧しなければ、時間を無駄にするだけだ。(暴徒らに)付け込まれ、あなた方が間抜けに見えることになる」と叱咤(しった)。「人々を逮捕し、裁判にかけ、刑務所に長期間収容しなければならない」と暴動の鎮圧を要求した。
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