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スロバキア首相狙撃、容疑者の71歳男を拘束…一命は取り留める見通し - 読売新聞オンライン

 【ベルリン=中西賢司】スロバキアのロベルト・フィツォ首相(59)が15日、中部ハンドロバで銃撃される事件があり、複数の地元メディアは同日、現場で拘束された容疑者は同国西部レビツェに住む男(71)だと伝えた。フィツォ氏は一時重篤とされたが、同国副首相はフィツォ氏が一命を取り留めるとの見通しを示している。

 政府会合を終えたフィツォ氏が屋外で待っていた市民らにあいさつするため近づいたところ、男が柵越しに至近距離から5発撃ち、フィツォ氏の腹などに命中したという。同国内相は容体は「重篤だ」と述べたが、その後、副首相は英BBCに「手術がうまくいき、現時点で命を脅かす状況にはない」と明らかにした。

 地元ニュースサイト「アクチュアリティー」は、男の息子や知人の話として、男が詩集を出したり反暴力運動に携わったりする一方、ショッピングモールの元警備員で合法的に銃を所持した時期があったと報じた。

 スロバキアは欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に加盟するが、左派ポピュリスト政党を率いて昨年秋に首相に返り咲いたフィツォ氏は、ウクライナへの軍事支援に反対するなどロシア寄りの姿勢を示し、摩擦を生んでいた。スロバキアの捜査当局は男が暗殺を試みたとみて動機などを調べている。スロバキアの内相は政治的動機との見方を示している。

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