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菅氏、各派閥に支持を広げ優位に…国会議員支持は6割に - 読売新聞

 安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選で、菅官房長官が各派閥に支持を広げ、優位に立っている。31日には細田、麻生両派が支持する方針を決めるなど、国会議員票の約6割を固めた。総裁選は9月8日告示、14日投開票の日程となる見通し。

 最大派閥の細田派は31日夜の幹部会で、菅氏を支持する方針を確認した。会長の細田博之・元幹事長は会合後、「安倍内閣からの継続性の意味で、期待できる人に総裁として頑張ってもらいたい」と記者団に語った。

 これに先立ち、麻生派会長の麻生副総理兼財務相は31日午後、菅氏支持を徹底するよう派内に指示した。政権のスムーズな移行には、菅氏が後継として最適だと判断したとみられる。

 竹下派でも「菅氏を支援すべきだ」との声が強まっている。石原派も菅氏を支持する方針だ。二階派はすでに支持を決めている。

 菅氏と同じ1996年の衆院選で初当選した二階派の吉川貴盛・前農相や麻生派の佐藤勉・元総務相らは31日、菅氏と国会内で会談し、総裁選出馬を要請した。吉川氏によると、菅氏は「しっかり受け止める」と応じた。菅氏を支持する衆院議員約15人も31日、菅氏に出馬を要請し、菅氏は「前向きに検討する。その覚悟だ」と答えたという。

 菅氏はこの日、参院竹下派に影響力を持つ青木幹雄・元官房長官と会談し、次期総裁は安倍首相の政策路線を引き継ぐことが望ましいとの考えを伝えた。

 岸田派を率いる岸田氏は31日、安倍首相と首相官邸で会談し、総裁選での協力を求めた。首相は自らの考えを明らかにしなかった。岸田氏は、会談後の記者会見で「逆風の中にあっても戦い続けなければいけない」と強調した。

 石破氏は31日、「多くの思いを裏切ることがあってはならない」と述べ、出馬への意欲を示した。

 一方、自民党は31日、総裁選を「9月8日告示―14日投開票」の日程とする方針を固めた。全国一斉の党員投票を見送り、両院議員総会で選ぶ方針だ。

 政府・与党は、後継総裁選出を受けた臨時国会について、当初予定した9月17日を1日前倒しして、16日に召集する方向だ。会期は3日間とする案が出ている。

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