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大牟田病院職員が患者に性的虐待、院長謝罪「通常の医療や介護行為の一環と捉えていた可能性」 - 読売新聞オンライン

 福岡県大牟田市の国立病院機構大牟田病院で、複数の男性職員が入院患者に性的虐待が疑われる行為を繰り返していた問題で、同病院は2日、虐待を受けた可能性がある患者11人のうち、調査した自治体が職員2人による患者6人の虐待を認定していたことを明らかにした。

 病院によると、これまでに虐待を認定されたのは女性4人と男性2人の6人。▽女性患者の胸をつかむ▽おむつの交換時に下半身を長時間観察する――などの行為が確認された。被害者は身体に障害があり、自力で体を動かせなかったり、意思疎通が難しかったりする患者だった。国指定の難病「筋ジストロフィー」や重症心身障害者らの病棟に入院しており、虐待行為の多くは夜間、患者と職員が2人きりの時に行われていた。

 病院によると、昨年12月~今年2月、虐待が疑われる行為が判明し、患者の居住地などの自治体に通報。病院側の調査では、虐待が疑われる行為は遅くとも2021年頃から始まり、介護職員や看護師計5人が関わった可能性がある。このうち、自治体側は介護職員2人の虐待を認定。残る3人のうち1人の行為は虐待とは認められず、2人は調査が続いている。

 虐待が組織内で長期間にわたって続いていた疑いもあり、病院は弁護士らによる第三者委員会を設置して実態調査を進めている。

 虐待を認定された介護職員2人は3~4月に退職した。川崎雅之院長は2日に開いた記者会見で、「(職員が)通常の医療や介護行為の一環と捉えていた可能性がある」と説明した上で、「責任を痛感し、二度と起きないようにしたい」と謝罪した。

 事態を重くみた福岡県も現地調査を行う方針で、「速やかに事実確認を進めたい」(障がい福祉サービス指導室)としている。

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