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「国内最大のクラスター」福祉施設関係者、計86人陽性 - 読売新聞

 千葉県東庄とうのしょう町の知的障害者福祉施設「北総育成園」で新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、29日に新たに28人の陽性が確認された。感染者は、入所者46人、職員32人、職員の家族8人の計86人になった。県は施設設置者の同県船橋市と連携し、感染の経緯などを調べている。

 県の担当者は29日夜、県庁で記者会見を開き、「国内でも大きなクラスター(感染集団)だ」と険しい表情で語った。検査対象者は職員の家族ら濃厚接触者を含め、29日現在238人。このうち結果が判明したのは173人で、感染者はさらに増える可能性がある。

 県によると、施設利用者は入所と通所を合わせて79人、職員は67人。急な環境変化が負担になる場合があるため、感染した入所者は原則、施設内で生活区域を分けて治療する。ただ、うち4人は入院が必要な状態で、受け入れ先が見つかった3人が病院に搬送された。

 施設では27日に40歳代の女性職員の感染が判明。その後の検査で集団感染が明らかになったが、10日以降、発熱の症状がある職員が複数いたという。施設は個室だが、食事や入浴などの介助で職員と入所者の接触が多く、県は職員を介して感染が広がったとみている。

 施設を運営する社会福祉法人「さざんか会」(千葉県船橋市)の宮代隆治理事長によると、職員にはマスクの着用や手洗い、出勤前の検温などを2月中から指示。37・5度以上の発熱や体調不良があれば申告し、出勤しないよう指導していた。同会は週明け以降、施設に応援の職員を派遣する。

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