菅氏、お盆帰省「一律自粛」否定沖縄のホテル確保状況に苦言も - 産経ニュース

　菅義偉官房長官は３日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた今月のお盆の帰省に関し「国として県をまたぐ移動を一律に控えてくださいと言っているわけではない」と述べ、一律に自粛を求める考えがないと表明した。

　お盆期間中の帰省をめぐっては、西村康稔経済再生担当相が２日の記者会見で「慎重に考えなければならない」と発言していた。この発言について、菅氏は「高齢者に感染が広がる可能性もあるので、お盆の帰省に関する注意事項について専門家のご意見をうかがう旨を申し上げたものだ」との認識を示した。

　また、沖縄県で新型コロナ感染者の軽症者向けのホテルが不足し、医療提供体制が逼迫（ひっぱく）している状況について「基本対処方針では都道府県がホテルなどの宿泊療養施設の確保に努め、必要な資金は全額を政府から提供する仕組みだ」と説明。「沖縄県が宿泊施設の確保が十分でないことは、政府から沖縄県に何回となく『確保すべきだ』と促している」と明かした。

西村担当相、お盆帰省「慎重に考えなければ」　高齢者への感染を危惧

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