菅首相、「桜」前夜祭の調査拒否過去の答弁修正に言及―参院予算委 - 時事通信ニュース

2020年11月25日18時13分

　菅義偉首相は２５日の参院予算委員会で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相の後援会主催「桜を見る会」前夜祭に関する捜査を始めたことについて「私が確認して答弁する立場にない」と述べ、事実関係の調査を拒否した。立憲民主党の福山哲郎幹事長への答弁。

　共産党の田村智子政策委員長の調査要求に対しても、「必要な調査を既に行っており、国会で説明してきた」と語るにとどめた。
　前夜祭をめぐっては、参加者の会費と実際の経費の差額を補填（ほてん）したと安倍氏周辺が認めている。また、安倍政権で官房長官だった首相は、補填を否定する国会答弁を行っており、野党が問題視している。
　首相は当時の答弁について、「（安倍前）首相と平仄（ひょうそく）を合わせたことは事実」と釈明。「事実が違った場合、私にも答弁した責任はあるから、そこは対応するようになると思う」と語った。ただ、答弁が誤っていたかについては「捜査機関が関わっている事案だ」として、明言を避けた。福山氏への答弁。
　田村氏は、安倍氏の首相当時の答弁が虚偽だったと追及。首相は「安倍前首相の関係団体の行事であり、私の立場でお答えするものではない」と述べた。

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