【ワシントン=渡辺浩生】ブリンケン米国務長官とオースティン国防長官は24日、ロシアの侵攻に反撃を続けるウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した。ロイター通信などによると、米政府高官は安全確保のため国外に退避していた外交官をキーウの米大使館に復帰させる考えを明らかにした。戦闘が長期化の様相をみせる中、大使館活動の再開で米国の継続的な関与を示すものとみられる。
ロイター通信によると、ブリンケン、オースティン両氏は、国境を接するポーランドを経由してウクライナ入りし、ゼレンスキー大統領や同国の政権高官と会談。両氏は7億1300万ドル(約920億円)相当の新たな資金支援を表明した。
米紙ワシントン・ポストによれば支援はウクライナに加え、他の十数カ国が対象。東欧の同盟国が自国の兵器をウクライナに提供した後の新兵器の補充にもあてられる。ウクライナには約3億ドルがあてられ、東部ドンバス地域でのロシアとの本格的な地上戦に向け、北大西洋条約機構(NATO)仕様のより高度な兵器調達に使われる見込み。
同紙などによれば、米政府は、両長官のウクライナ訪問について、安全な出国が確認されるまで正式発表は控えているもようだ。
オースティン長官は出国後ドイツを訪問し、26日にラムシュタイン米空軍基地で同盟国など約20カ国が参加するウクライナの防衛力支援会議を主宰し、今後の支援のあり方などを協議する。
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