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臓器搬送中のヘリ不時着 移植手術は中止に - NHK NEWS WEB

東京大学附属病院で1日予定されていた心臓移植手術が、臓器を運んでいたヘリコプターの事故で中止になりました。日本臓器移植ネットワークによりますと、臓器の搬送中の事故で移植手術が中止になるのは初めてということです。

日本臓器移植ネットワークによりますと、1日、福島県会津若松市の病院で脳死と判定された50代の男性から提供された心臓を東京 文京区にある東京大学附属病院に運んで、50代の男性に移植する予定でした。

しかし、摘出された心臓を福島空港に向けて運んでいた福島県警察本部のヘリコプターが、1日朝、福島県郡山市で不時着する事故を起こしました。

心臓は事故現場からパトカーで福島空港まで搬送された後、飛行機に載せて羽田空港に運ばれ、その後、消防のヘリコプターで東大附属病院まで届けられました。

しかし、臓器移植ネットワークによりますと到着がおよそ1時間遅れたうえ、事故の衝撃が影響している可能性もあり、病院は心臓の機能の保証ができないとして手術の実施を中止しました。

臓器の搬送中の事故により移植手術が中止されたのは、平成9年に臓器移植法による制度が始まってから初めてということです。

臓器移植ネットワークによりますと、男性は手術室で準備に入っていたということですが、急きょ、取りやめられたということです。

容体は今のところ安定しているということで、今後、移植を待つか、別の治療に切り替えるかは主治医が判断することになるとしています。

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