大阪府高槻市の住宅で昨年７月、住人の女性（当時５４歳）が浴槽で死亡しているのが見つかり、大阪府警は２１日、司法解剖などの結果、溺死を装って殺害された疑いがあると発表した。府警は、殺人事件として捜査を始めた。
発表では、死亡したのは、同市八幡町の会社員高井直子さん。昨年７月２６日午前１１時頃、訪れた会社の同僚や親族らが、浴槽内で死亡している高井さんを発見した。高井さんは一人暮らしで、玄関は施錠されており、室内に荒らされた形跡はなかった。
当時実施した司法解剖では目立った外傷がなく死因を特定できなかったが、その後の捜査で、複数の医師から溺死の疑いが強いという見解を得た。右手首に結束バンドが巻かれていた状況もあり、他殺だったと判断したという。
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