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鹿児島県警に監察官派遣 警察庁 情報漏えいの経緯など検証 | NHK - nhk.or.jp

鹿児島県警察本部の本田尚志 元生活安全部長の事件が発覚したのは、ことし3月に明らかになった鹿児島県警の別の警察官による情報漏えいが発端でした。

このとき流出していたのは、警察が告訴や告発を受理した事件の当事者の名前などの個人情報も書かれた「告訴・告発事件処理簿一覧表」と呼ばれる内部文書です。

去年10月、この中の特定の事件の捜査に問題があったとするネットメディアの記事で個人情報が黒塗りにされた状態で掲載され流出が発覚したということです。

この事件では、鹿児島県警の曽於警察署の巡査長が、内部文書などを第三者に漏らしたとしてことし4月に逮捕され、5月、起訴されていて、この捜査の過程で本田元部長による漏えいの疑いが発覚したということです。

この巡査長の情報漏えい事件の関係先として、鹿児島県警はことし4月、ネットメディアを運営する代表の自宅の捜索を行っていました。

本田元部長が逮捕されたのは5月31日。

退職後のことし3月下旬、鹿児島市内で警察の内部文書をライターに郵送し職務上、知り得た秘密を漏らしたとして、国家公務員法違反の疑いでした。

6月5日、裁判所で行われた勾留理由の開示手続きで元部長は、枕崎警察署の巡査部長が今月3日に起訴された盗撮事件のほか、一般市民の提供した情報をまとめた「巡回連絡簿」を悪用した警察官による犯罪があったとして警察の対応状況に触れたうえで、「不祥事をまとめた文書を記者に送ることにした」と述べていました。

その上で元部長は「県警職員が行った犯罪行為を県警本部長が隠蔽しようとしたことがあり、いち警察官としてどうしても許せなかった」と述べました。

これについて、県警は21日、会見を開き、元部長が主張する「隠蔽」について改めて否定した一方、盗撮事件の捜査で、本部長の指示が警察署に誤って伝わり、2日間、捜査が中止されていたことを明らかにしました。

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