山形県鶴岡市で起きた土砂崩れで警察は2日、現場で見つかった男女2人の死亡を確認しましたが身元が特定できていないため、3日も天候を確認した上で、手がかりを捜索することにしています。
山形県鶴岡市西目で12月31日の未明、住宅や空き家などの裏山が高さ20メートルから30メートル、幅100メートルほどにわたって崩れ、およそ10棟の建物が巻き込まれて倒壊しました。
現場の住宅に住んでいる80代の夫と70代の妻の安否が分からなくなっていて、2日、夫婦の住宅よりふもと側の場所で男女2人が土砂に埋もれた状態で見つかり、その後、警察が死亡を確認しました。
2人の身元は特定できておらず、警察は、安否が分からなくなっている80代の夫と70代の妻とみて、3日も天候を確認した上で、現場で手がかりを捜索するとともに、2人のDNA鑑定も行うことにしています。
一方、鶴岡市は、現場周辺に避難指示を出していて今後、専門家の意見も踏まえて解除の時期を見極めることにしているほか、住宅が全壊した住民には市営住宅を提供することも検討しています。
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