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新型コロナ、北九州市で21人新規感染 2病院でクラスター - 西日本新聞

 北九州市は28日、新たに21人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち、門司メディカルセンター(門司区)と北九州総合病院(小倉北区)の2カ所でクラスター(感染者集団)が発生した。このほか、小倉南区の10代の女子小学生や、同区の男子中学生の感染も新たに確認された。感染者のうち4人が感染経路不明で、濃厚接触者などが17人。同市内での感染確認は23日から6日連続の計43人に上り、福岡県内の感染者総数は699人となった。

 同市の1日の感染確認数では、これまで最多だった4月1日と同数。28日の都道府県別感染確認数は、福岡県が全国最多となった。

 門司メディカルセンターは、門司区の60代女性が24日に救急搬送され、陽性確認。診療に携わるなどした医療スタッフ9人の感染を確認した。この女性も含め10人のクラスター発生となった。新規の外来や入院、救急は当面停止する。

 北九州総合病院では、入院した小倉北区の80代男性の感染を25日に確認し、その後の濃厚接触者への検査で医療スタッフ3人、入院患者1人の感染も確認した。この80代男性を救急搬送した小倉北消防署の50代男性救急隊員も感染した。

 10代の女子小学生は、市立総合療育センター(小倉南区)の医療スタッフの母親とともに感染が確認された。女児が通う守恒小(同区)は29日から学校閉鎖する。男子中学生が通う企救中(同区)も閉鎖する。

 北九州市は28日、市内の医療機関に入院していた感染者の80代女性=八幡西区=が死亡したと発表した。市内での感染者の死亡は3人目。

 福岡県の小川洋知事は28日、記者団の取材に応じ、北九州市の状況について「大変危惧され、第2波の到来を阻止する必要がある。北九州市民の皆さまには不要不急の外出自粛をお願いしたい」と強調。29日に対策会議を開き、同市を含め県内一律で休業要請の完全解除が可能かどうか判断する考えを示したが、接待を伴う飲食店など31日まで続く休業要請が延長される可能性も出てきた。 (内田完爾、東祐一郎、大坪拓也)

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