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総務省幹部「記憶ない」 衛星放送話題か、野党反発―接待問題 - 時事通信ニュース

2021年02月19日07時06分

 首相の長男による総務省幹部接待問題をめぐり、与野党の攻防が18日、激化した。放送関連会社「東北新社」に勤める長男との会食で、衛星放送事業に関する発言の有無について、同省の秋本芳徳情報流通行政局長が「記憶にない」との認識を改めて示し、野党が反発。衆院予算、総務両委員会は開始が大幅に遅れた上、野党は2021年度予算案を審議できる状況ではないとして質問を見送った。

総務省幹部、音声一部認める 菅首相長男接待問題

 秋本局長は17日の予算委で、長男との会食に関し「BS放送やCS放送について話題に上った記憶はない」と答弁していた。しかし、その後、週刊文春(電子版)は店内で録音したという音声を基に、長男が「BS」と言及し、秋本氏と衛星放送について会話したとされる様子を報じた。
 同省の原邦彰官房長は予算委に先立つ18日午前の理事会で、秋本氏が録音の一部は自分の声だと認めたものの、長男の発言は「記憶にない」と説明したと報告。野党側は納得せず、自民、立憲民主両党の国対委員長らが断続的に協議し、改めて19日の理事会に同省から報告させることになった。22日の予算委集中審議に長男と会食した谷脇康彦、吉田真人両総務審議官を出席させる方向でも合意した。
 予算案の3月初めの衆院通過を目指す与党側は、予算、総務両委で与党質疑のみ実施。総務相は総務委で「国民の疑念を二度と招かないよう制度を見直し、信頼回復に努めたい」と語った。総務省は22日に会食の件数などを国会報告する予定。
 攻勢を強める立憲の国対委員長は記者団に、発言が事実か長男へ確認するよう総務省に求めたとしつつ、「許認可に関わることを議論している。どう責任を取るかという話になる」と指摘。共産党の委員長は記者会見で、長男の国会招致を求めた上で「首相が真相究明に責任を負うべきだ」と訴えた。これに関し、自民党中堅は「虚偽答弁なら秋本氏は辞めざるを得ない」との見方を示した。

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