【ソウル=相坂穣】人気の韓国ドラマ「
「どうか、どうか、生きて」。倒れて動かなくなった若い女性の手をつかみ、友人とみられる人たちが叫んでいた。新型コロナウイルスの感染対策が3年ぶりに緩和され、梨泰院には多くの若者が映画やアニメのキャラクターに
20代の女性は「一緒にいた友だちと、現場ではぐれた後、連絡が取れない。消防や警察に現場に入るのを止められて生死も確認できない」と涙を流しながら語った。
事故現場は繁華街につながる幅3メートルほどの細い坂道。時間の経過とともに、身動きできないほど人が密集した。20代の女性は「私のように小柄な人は息ができないほど人が密集していた。道の脇の方にいたので生き残ったが、中央にいた人たちの多くが亡くなったようだ」と振り返った。
ソウル市内だけでなく
ソウル市の男子大学生(24)は「下敷きになった女性を引き出そうとしたが、上に多くの人が重なって救助が進まなかった」と語る。30代女性は「救急隊員が心臓マッサージをする傍らにいた市民が手足をもんだりしたが、ほとんどの人は脈拍が回復せず亡くなった」と悔しがった。
死亡が確認された150人以上の遺体はソウル市や周辺の病院など約40カ所に移され、安置された。30日には、亡くなった人の遺族や行方不明の家族を捜す人らが詰めかけ、重苦しい空気に包まれた。
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