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プーチン氏、ウクライナ東部を初訪問 「併合」既成事実化 - 産経ニュース

ロシアのプーチン大統領=11日、モスクワ近郊(ロイター)
ロシアのプーチン大統領=11日、モスクワ近郊(ロイター)

ロシア大統領府は19日、昨年9月にロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州マリウポリを訪問したと発表した。タス通信が伝えた。タス通信によると、プーチン氏の東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)訪問は初めて。昨年2月のウクライナ侵略の開始後に露軍が占領した地域へのプーチン氏の訪問も初とみられる。プーチン氏は実効支配の強まりを誇示し、併合の既成事実化を図る思惑だ。

露大統領府やタス通信によると、プーチン氏はウクライナ南部クリミア半島の併合宣言から9年となった今月18日、露黒海艦隊の本部が所在するクリミア南部の軍港都市セバストポリを訪問し、文化施設などを視察。マリウポリにはヘリコプターで移動し、自身で乗用車を運転して建設現場などを視察した。プーチン氏は現地の露占領当局幹部や地元住民らと面会し、「新しい住宅地の建設を拡大する」と表明した。

同行したフスヌリン露副首相はプーチン氏に「マリウポリや周辺では今年、50キロ以上の道路や5本の橋が建設される」と説明。「露軍が既にマリウポリの空港を使用している」とした上で、空港整備を進め、2025年に民間機の利用も開始する予定だと報告した。

マリウポリはウクライナ侵略の開始から間もなく露軍が包囲し、砲撃などで廃虚化。多数の市民が死傷したとされる。2カ月以上にわたって両国軍の激しい戦闘が続いた末、昨年5月に露軍が制圧した。

露大統領府によると、プーチン氏はまた、ウクライナ国境に近い露南部ロストフナドヌーも訪れ、ウクライナでの軍事作戦の指揮所を視察。軍事作戦の露軍総司令官、ゲラシモフ参謀総長らから軍事作戦の進捗(しんちょく)状況などの報告を受けたとしている。

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