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台風16号は発達しながら北上 金曜日は非常に強い勢力で関東沖に - ウェザーニュース

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2021/09/26 10:23 ウェザーニュース

9月26日(日)9時現在、非常に強い勢力の台風16号(ミンドゥル)はフィリピンの東の海上でほとんど停滞しています。

明日27日(月)朝までには猛烈な勢力まで発達し、その後は北上を続ける見込みです。30日(木)頃からは進路をやや東よりに変えて、10月1日(金)にかけて伊豆諸島近海を通過する予想となっています。

次第に進路は絞られつつあるものの、少しの進路の違いで本州への影響が変わってきますので、こまめな情報の確認が必要です。

▼台風16号 9月26日(日)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s

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台風の進路と海面水温

台風は海面水温の高い海域を進み、上空の風の環境が良いため30日(木)にかけて、猛烈な勢力で北上を続ける見込みです。伊豆諸島の南の海域でも28℃以上と海面水温が高く、あまり勢力を落としません。

関東の沖に達する10月1日(金)9時の時点で中心気圧は940hPa、最大風速が45m/sと非常に強い勢力を保つ予想となっています。暴風域も半径150km以上が見込まれるため、陸地から少し離れた所を通っても影響の出るおそれがあります。

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台風の暴風域に入る確率

26日(日)9時、気象庁発表の5日先までに台風の暴風域に入る確率の分布を見ると、伊豆諸島南部で30~70%、伊豆諸島北部から関東、東海にかけての広い範囲が5~30%となっています。

最も確率が高いのは八丈島で53%、台風の進路によっては中心がかなり近く通ることも考えられますので、その場合は厳重な警戒が必要です。千葉県や神奈川県、静岡県の一部も20%以上で、台風が海上を離れて通っても影響を受ける見込みです。

東京都心などは現時点で20%未満となっているものの、暴風域の外側でも風雨の強まるおそれがありますので、最新の台風情報をこまめにご確認ください。

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昨日23日(木)に台風15号、16号と相次いで発生し、台風の発生は今年9月に入り4つとなりました。9月の台風発生数の平年値は5.0個なので、ペースとしては標準的です。

9月は徐々に太平洋高気圧の勢力が弱まることで、台風が発生したときの進路が日本列島にかかりやすくなります。

統計では、1年の中で台風の発生が最も多いのは8月ですが、日本への上陸が最も多いのは9月となっています。特に9月下旬は勢力が強い状況で日本に近づくことが増える時期ですので、しっかり台風への備えを行うようにしてください。

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台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。

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