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【ベルリン=共同】ドイツのガソリンスタンドで18日、新型コロナウイルス感染防止でマスク着用を求めたアルバイトの男性(20)が客の男(49)に射殺された事件で、メルケル首相は22日、政府報道官を通じ「抑制のきかない暴力に言葉を失った」とコメントした。コロナ規制を巡るドイツ初の殺人とみられ、地元に衝撃が広がっている。
シュパーン保健相も22日「冷酷な殺人だ」と述べた。警察によると、19日に逮捕された男は「マスク着用を求められ、腹が立った。(コロナ禍で)社会の隅に追いやられたと感じていた」と供述している。
現場はドイツ西部イダー・オーバーシュタインのガソリンスタンドで、男はマスク着用を求められ、いったん店外に出た。マスクを着けて再び来店したがレジで外し、また着用を求められると持っていた拳銃で男性の頭を撃って逃走した。
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