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相次ぐ「ブレイクスルー感染」、軽症で発見遅れる恐れも…「接種しても気は抜けない」 - 読売新聞

 新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、感染を防ぐための抗体をつくるのに必要な2週間を経過した後でも感染してしまう「ブレイクスルー感染」が各地で相次いでいる。未接種者より症状が軽いことが多いが、かえって発見が遅れる恐れもあり、専門家は「感染防止対策の継続が欠かせない」と指摘している。(上野綾香、林麟太郎)

 「接種していても、気は抜けないと痛感した」

 北海道旭川市にある森山メモリアル病院の森泉茂宏副院長は、そう振り返る。

 この病院では8月、リハビリ病棟の職員の感染が分かって以降、70~90歳代の高齢の患者やほかの職員の感染が次々と判明。計13人が感染するクラスター(感染集団)となった。13人中8人がワクチンを2回接種済みで、うち7人が接種から2週間が経過していた。

 感染力が強いインド由来の変異ウイルス「デルタ株」が流行する中、高齢者や医療従事者がいる施設など接種率の高い場所で、こうした感染のクラスター事例が確認されている。

 ただ、ブレイクスルー感染は症状が軽いことが多く、この病院でも未接種の人は発熱していたのに対し、接種済みの人は、のどの痛み程度とほぼ無症状に近かった。森泉副院長は「ワクチンで症状が抑えられたのだと思う」と話す。

 なぜ、ブレイクスルー感染は起きるのか。

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