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「飽和潜水」、不明者発見されず 国後島で新たに遺体―知床観光船事故 - 時事通信ニュース

2022年05月20日16時04分

知床半島(手前)と国後島(奥)=4月29日

知床半島(手前)と国後島(奥)=4月29日

 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、深い海に潜水士を送り込む「飽和潜水」による船内捜索が20日、前日に続き行われた。第1管区海上保安本部(小樽市)によると、作業は午前11時50分に終了したが、行方不明者は見つからなかった。

より深く、長時間作業も 工作船引き揚げで活用―飽和潜水による捜索・知床事故

 高い水圧に体を慣らした潜水士3人が、水中エレベーターでカズワンが沈む水深約120メートルの海底付近まで降下。20日は午前8時すぎから海中に出て船内外を確認したが、不明者発見につながる手掛かりは得られなかった。
 潜水士は捜索に加え、船体引き揚げのための調査も実施。国土交通省と海上保安庁は、潜水士の報告を基に近く引き揚げの可否を決める。決定の翌日にも引き揚げに向けた作業に着手する。
 同本部などによると、北方領土の国後島西岸で20日までに、新たに1人の遺体が見つかった。性別や年齢は不明で、19日にロシア側から外務省を通じて同本部に連絡があり、家族に伝えられた。国後島では6日にも女性の遺体が発見され、海保は沈没事故の不明者の可能性があるとみている。

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