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新型コロナ:世界の新型コロナ感染者、1億人超え - 日本経済新聞

新型コロナウイルスの感染者数は世界で1億人を超えた=AP

【ニューヨーク=野村優子】世界の新型コロナウイルスの感染者数が26日、1億人の大台を超えた。わずか3カ月弱で2倍に膨らんでおり、世界人口(約77億人)の77人に1人が感染したことになる。欧米などでは気温の低下により感染が増えていることに加え、感染力の強い変異種の急拡大も感染拡大に拍車をかけている。

米ジョンズ・ホプキンス大の調べによると、米東部時間26日午後2時半(日本時間27日午前4時半)時点の世界の感染者数は1億人、死者数は214万人超に達した。2019年末に中国・武漢で初めてウイルスが確認されてから1年あまりが経過するなか、ここ数カ月は最悪のペースで感染拡大が続いている。米国が世界最多の2533万人で、全体の4分の1を占めた。インドが1067万人、ブラジルが887万人と続いた。

ただ、ここへきて新規感染者数はピークに比べて落ち着きをみせている。25日時点の1日あたりの世界の新規感染者(7日移動平均)は59万人強と、およそ4週間ぶりの低水準。1日あたり75万人超と過去最多を記録した12月中旬に比べ、2割ほど減少している。米国で感染者数が最多のカリフォルニア州は外出規制の一部緩和に動いた。

一方、新規死者数の増加ペースは加速している。1日あたりの新規死者数(7日移動平均)は25日時点で1万4200人超となり、過去最多を記録。死者数では米国が42万人超で首位、ブラジルが21万人超、インドが15万人超と続いた。

26日には、変異種のまん延が深刻となる英国でも死者が10万人を超えた。致死率は2.7%に達しており、米国(1.7%)などに比べて高くなっている。ジョンソン首相は変異種について、「感染力が強いうえ、死亡率が高い可能性がある」と指摘している。

世界で相次ぎ確認されている変異種への警戒感は一段と強まっており、各国は国境封鎖などの対策を打ち出している。米国では欧州やブラジル、南アフリカからの入国制限を行うほか、26日から米国に入国する全ての渡航者に新型コロナの陰性証明も義務付け。欧州連合(EU)は25日、域外からの渡航者に対し、PCR検査での陰性証明を求めると発表した。

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