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津波注意報解除 気象庁会見「潮位高くなる可能性小さく」 - NHK NEWS WEB

気象庁の束田進也地震津波監視課長は午後2時15分から記者会見を開き、北海道から沖縄にかけての広い範囲に出していた津波注意報を解除したことについて「これ以上潮位変化が高くなる可能性は小さくなったとみられる。しばらく多少の潮位の変化は継続すると考えられるが、そのことを十分理解して行動してもらえれば災害のおそれはないとみられることから、津波注意報をすべて解除した。海に入っての作業や釣りなどの際は十分に気をつけてほしい」と呼びかけました。

また、今回の潮位の変化について「いわゆる津波の特徴が見られずそもそもどのようなメカニズムで発生したのか分かっていない。気象庁では噴火した火山の周辺で津波が起きたと仮定してシミュレーションし、日本への津波の到達時刻を予想したがそれより2時間半以上も早く観測された。また、津波は本来、火山に近い場所から順番に伝わっていくが、トンガから日本までの途中にある観測地点では津波による潮位の変化がほとんど確認されなかった」と述べました。

そのうえで「こうした特異な海面の変動や潮位の変化を伝える手段がとっさになく、津波警報や注意報の枠組みを使って伝えた」と説明しました。

また、今後の注意点について束田課長は「津波注意報が解除されたからといってすぐに潮位の変化が無くなるわけではない。海の中での作業や釣りなどのレジャーでは、日頃と違う海流が発生したり、ふだんなら波が来ないような場所に来たりすることがありえるので十分注意してほしい」と呼びかけました。

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