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関東各地 あすも冷え込む予想 日陰で路面凍結も 転倒など注意 - NHK NEWS WEB

防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの上石勲センター長によりますと一般的に地上の気温が0度程度の場合、降った雪が地面などで少しとけるため積もった雪は水と氷が混ざった“シャーベット状”になるということです。

東京の都心では6日、雪が本格的に降り始めた午後1時の気温は0度ちょうどで、積雪が増えた夜にかけて、0度前後で推移していました。

北日本や北陸のように氷点下の気温で降る雪はとけずに降り積もるため滑りにくいのに比べ、“シャーベット状”の雪は水分を含むため滑りやすくなるということです。

さらに上石センター長は雪がやんだあとの東京都心の気温の変化を指摘します。

6日の夜遅くからそれまで0度前後だった気温が次第に下がり、明け方からは晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、午前5時45分にはマイナス3.5度と今季一番の冷え込みとなりました。

上石センター長は“シャーベット状”になった雪が気温の低下で夜間の数時間のうちに凍結し、氷のようになったことで路面が滑りやすくなったと分析しています。

上石センター長は「雪がそれほど多く積もっていない場合には、とけて水分が多くなりやすく、さらに放射冷却という条件が重なったことで滑りやすくなったと考えられる。ビルの日陰など雪や水分が残っているところでは再凍結するおそれもあり、注意してほしい」と話しています。

そのうえで上石センター長は、日本の南岸を進む低気圧による雪は予想が非常に難しいとしたうえで「都市部は多少の積雪でも大きな災害につながるため、大雪が予想される場合には外出を控えるような行動変容を進めるべきだ。コロナ禍でテレワークなども許容されるようになってきているため、大雪の際には国や企業が通勤・通学を控えるよう積極的に呼びかけるなど、社会全体で行動変容を共有していく必要がある」と指摘していました。

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