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北朝鮮 中距離弾道ミサイル発射 韓国で警戒強まる - NHK NEWS WEB

「ロフテッド軌道」は、通常よりも高い角度をつけて打ち上げる発射方式のことで、落下速度が速くなるため、一般的に迎撃するのがより難しくなるとされています。
また、通常の角度で発射した場合には、飛行距離が大幅に伸びることになります。

防衛白書によりますと北朝鮮は、2016年以降、「ロフテッド軌道」を用いたとみられる弾道ミサイルの発射を6回行ったということです。

このうち、2017年5月には、北西部ピョンアン(平安)北道クソン(亀城)付近から日本海に向けて、ハワイとアラスカを射程に収めているとする中距離弾道ミサイルの「火星12型」を発射しました。
北朝鮮は「高度が2111キロまで上昇し、787キロ離れた公海上の目標水域に正確に着弾した」と主張しました。

また、2017年7月には、ICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星14型」を2回発射しました。
2回目は今回と同じ北部のチャガン(慈江)道ムピョンリ(舞坪里)付近から発射され、北朝鮮は、高度が3724.9キロに達したと発表しました。
日本の防衛省は通常の軌道で発射された場合、射程は少なくとも5500キロを超えると推定しています。

さらに2017年11月には西部ピョンアン南道から日本海に向けて、アメリカ本土全域を攻撃できると主張するICBM級の「火星15型」を発射しました。
高度は過去最高の4475キロに達したとしています。
韓国国防省は射程が最大で1万3000キロを超え、アメリカの首都ワシントンまで到達可能だと分析しましたが、大気圏への再突入など技術的に検証が必要だとの見方を示していました。

一方、2019年10月には東部ウォンサン(元山)沖の日本海の海上からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル「北極星3型」を発射しました。
日本の防衛省は高度がおよそ900キロに達したとみられるとしたうえで、通常の軌道で発射されれば、射程はおよそ2000キロとなる可能性があると分析しています。

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