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「死んでください」 SNSでの罵詈雑言…大阪・門真の中3自殺、遺族は損害賠償請求へ - 産経ニュース

男子生徒の質問箱アプリへの投稿(一部画像処理しています)
男子生徒の質問箱アプリへの投稿(一部画像処理しています)

大阪府門真市で令和4年2月、市立中学校3年の男子生徒が自殺した問題を巡り、市の第三者委員会が、同級生らによる交流サイト(SNS)上の誹謗(ひぼう)中傷や、男子生徒が含まれないライングループでの悪口など計62件をいじめと認定し、自殺との因果関係があったとする報告書をまとめたことが15日分かった。生徒自身や保護者からいじめの訴えがあったのに組織的に対応せず、学校側にも問題があったと指摘した。

同日、男子生徒の母親と代理人弁護士が記者会見し、報告書の内容を明らかにした。

報告書によると、同級生によるいじめは1年のときから始まり、3年になってエスカレート。鬼ごっこで鬼役を押し付けて置き去りにしたほか、SNSで「死んで下さい」といったメッセージを送るなどした。

男子生徒を除く2つのライングループでは、男子生徒の容姿や行動を嘲笑するようなやり取りも確認され、仮に男子生徒が書き込みを認識した場合、心身の苦痛を感じるとして、いじめに該当すると認定。いじめには同級生ら10人超が関与していた、とした。

報告書は、仲間外れやSNS上の誹謗中傷が執拗(しつよう)に続き、男子生徒を心身両面で追い詰めたと指摘。いじめと自殺は「密接に関連がある」と結論付けた。

直接の被害申告だけでなく、男子生徒は1~3年時の学期ごとに行われたアンケートにも、いじめをうかがわせる記述をしていたが、報告書は、学校側が「組織的ないじめ対応を行った形跡は全く見られない」と批判した。

母親は報告書の内容をおおむね評価。会見では、男子生徒の死後も、生徒の友人のアプリに「どっかいっちゃったねえ」との投稿がされたとし、「加害者を絶対に許さない。命を奪った罪を認め、背負って生きてもらいたい」と涙ながらに訴えた。

遺族側は今後、市と加害生徒に損害賠償を求める訴訟を起こすという。

第三者委は昨年12月に報告書をまとめた。市教委は関係生徒への個別説明などを経て、3月中をめどに公表するとしている。

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