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処理水 早ければ24日放出開始へ 関係閣僚会議で決定 - nhk.or.jp

福島県いわき市では、放出はやむをえないものの、風評被害への懸念は残るという声が聞かれました。

地元に住む82歳の男性は「本当は風評被害が心配なので放出には反対したいが、現在の廃炉の状況を考えると海への放出はやむをえないと思います。処理水の安全は担保されているといいますが、風評被害は心の安心の問題なので、止めることはできないと思います」と話していました。

福島市のJR福島駅の前では、廃炉を進める上では一定程度、理解できるものの、風評被害への対策は必要だという声が聞かれました。

福島市に住む40代の女性は「処理水を原発のタンクにずっとため続けるわけにもいかないと思うので、安全なレベルまで薄めて放出するというのであればしかたがないと思います」と話していました。

福島県に隣接する茨城県北茨城市の大津漁港の漁業者からは放出に反対する声や風評被害を懸念する声などが聞かれました。

このうち地元でおよそ30年にわたり、シラス漁を行っているという60代の男性は「漁業の現場に影響が出る問題なのに、国からは私たちへの直接の説明が一切ないまま物事が進んでしまった。納得がいかない」と話していました。

およそ60年にわたり伊勢エビの漁に携わっているという70代の男性は「ようやく伊勢エビの価格が持ち直したところだった。今後、風評被害で値下がりは避けられないのではないかと懸念している」と話していました。

一方、北茨城市の市民からは風評被害に関するさまざまな声が聞かれました。

地元に住む60代の女性は「地元でとれた魚を買いにくくなってしまう。原発事故の時もあとになってさまざまな問題が発覚したので今回も同じようにならないか不安になります」と話していました。

同じく地元に住む70代の男性は「福島だけの問題ではないので、私たちも責任を負わなければならないと思う。処理水の安全性は確認されていると聞くので、福島や茨城でとれた魚介類をむやみに避けないことが大切だと思う」話していました。

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