2021/10/25 07:14 ウェザーニュース
今後は発達しながら北上し、暴風域を伴って小笠原諸島に近づくおそれがあります。最新の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 10月25日(月)6時
中心位置 フィリピンの東
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
気象庁の予報では、この熱帯低気圧は29日(金)3時には小笠原諸島の近海にあって、中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/sで、暴風域を伴った非常に強い台風に発達していると予想されています。
世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、この熱帯低気圧は来週にかけて小笠原近海を通って日本の東へ北上する進路をとると予測しているものが多くなっています。
週後半に小笠原諸島に風雨や波の影響をもたらすおそれがあるため、今後の情報に注意してください。
また、予報円が大きいことは、位置の誤差が大きいことを示しています。一方で、各シミュレーションを比較すると、主に進行速度の誤差が大きく、東西の進路の誤差は比較的小さくなっています。つまり、予報円の中でも“東西の進路の幅”はあまり大きくなく、本州方面へ風雨の影響が出る可能性は比較的小さいと考えられます。
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
東京都 13 %
沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む
先に台風となった方が「台風15号」と呼ばれることになり、連続して「台風16号」も発生する可能性があると言えます。
10月の台風発生数の平年値は3.4個ですが、これまでに3つの台風が発生していて、次に発生すると今月4つ目の台風発生となります。
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