◆投稿シェア
「さっそくインスタにアップします」。今月22日、神戸市の灘区役所で期日前投票した女子大学生(23)は、会場で配布されるステッカーを手に取り、笑顔を見せた。
ステッカーは、神戸・北野の異人館街にある「風見鶏の館」をモチーフに「i voted(投票しました) kobe」と記したデザイン。市選管が配布している。
若者の政治参加を促す活動をしている「NO YOUTH NO JAPAN」メンバーで、神戸市外国語大4年の学生(23)らが、昨年の米大統領選で、投票者に配られたステッカーがSNSで拡散したことをヒントに企画したという。
学生は「投稿がシェア(拡散)されることで、選挙への関心が広がるきっかけになれば」と期待する。
◆同世代に刺激
今回の衆院選では、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで「#govote(投票に行こう)」や「#わたしも投票しました」といった様々なハッシュタグの投稿が相次いでいる。同日となることから「#ハロウィーン選挙」との書き込みもある。
多くが若者に呼びかける内容で、背景に、低迷する投票率への危機感があるとみられる。
2017年の前回衆院選の20歳代の投票率は33・85%で、最も高かった60歳代(72・04%)の半分以下。18、19歳も40・49%にとどまった。「明るい選挙推進協会」が19年の参院選後に18~24歳の男女を対象に実施した意識調査では、投票に行かなかった理由(複数回答)として、「あまり関心がない」が3割近くを占めた。
若者が選挙に行かないと、国の政策に意見が反映されなくなるとの指摘もある。そこで、グラフィックデザイナーの平山みな美さん(34)らは、全国のアーティストらに「#投票ポスター2021」というハッシュタグをつけて啓発ポスターをSNSにアップするよう呼びかけている。90種類以上が公開され、SNSで拡散しているほか、書店などで印刷して掲示されている。
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