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五輪真弓さんの歌謡曲、インドネシアで「第二の国歌」に…両陛下の公式行事でも演奏 - 読売新聞オンライン

 天皇、皇后両陛下が訪問中のインドネシアで、シンガー・ソングライターの 五輪いつわ 真弓さん(72)の曲「心の友」が歌い継がれている。「第二の国歌」と呼ばれるほど親しまれており、今回の公式行事でも演奏された。五輪さんは「両国の友好の場となる大切な席で流されて光栄」と喜んでいる。(大塚美智子)

 19日午後、インドネシアのボゴール宮殿で開かれたジョコ大統領夫妻主催の昼食会。両陛下が夫妻らと歓談された会場に、伝統の弦楽器ササンドによる「心の友」の演奏が響き渡った。

 1982年発売のアルバムに収録されたこの歌謡曲は、現地のラジオで流されたのをきっかけに85年に大ヒット。五輪さんは国民的なスターになり、86年にジャカルタで行ったコンサートには、昼と夜の部に計7000人が詰めかけた。

 ♪旅に疲れた時 ただ心の友と 私を呼んで

 子どもから大人まで幅広い世代の人が、日本語の歌詞を口ずさみながら聴き入っていた。五輪さんが街に出ると、行き交う人々が「心の友!」と叫び、歓迎してくれた。

 国際協力機構(JICA)インドネシア事務所員のエリナ・サラギーさん(42)は「ゆったりとしたメロディーと口ずさみやすい歌詞で、幼い頃から家族と歌っていた。今も広く親しまれている」と話す。

 現地の歌手にもカバーされ、いつしかインドネシアの第二の国歌と言われるようになった。2005年には、前年末に発生したスマトラ島沖地震を受け、チャリティーCD「KOKORO NO TOMO」を発売。インドネシアの人気男性シンガーと一緒に歌った。

 五輪さんは15年9月、両国の相互理解と友好促進に貢献したとして、駐インドネシア大使から表彰された。「両陛下の訪問で、両国の絆はさらに深まるでしょう。私も『心の友』を大切に歌い続けていきたい」と話している。

 17日からインドネシアを訪問していた天皇、皇后両陛下は23日夜、政府専用機で帰国される。

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