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イスラエルとハマスの戦闘、「中断」求めた決議案を米が拒否権行使し否決…国連安保理 - 読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会は18日午前(日本時間18日夜)、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスとの衝突を受けた緊急会合を開いた。人道危機の回避を目的としたイスラエルとハマスとの戦闘の「中断」を求めたブラジルの決議案を採決したが、米国が拒否権を行使し、否決された。

 採決では反対が米国のみで、日本やフランスなど12か国が賛成、英国とロシアが棄権した。決議案では、ハマスによるイスラエルへの攻撃を「凶悪なテロ攻撃」と非難し、全ての人質の即時解放を求めていた。

 米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は、反対した理由について「イスラエルの自衛権に言及していない」などと説明した。イスラエル軍による自衛目的でのガザへの地上侵攻の余地を残す狙いがあるとみられる。

 イスラエルとハマスの衝突を巡っては、米英独仏伊の5か国首脳が「イスラエルへの揺るぎない支持」で一致していたが、今回の採決で米国の親イスラエルの姿勢がさらに鮮明となった。

 ロシアも16日に停戦を求めた決議案を提出したが、この決議案も米国がテロ加害者として「ハマスを明記していない」などと反発し、否決となった。

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