中国 李克強前首相の死去から一夜明け 出身地で大勢の人が追悼 - nhk.or.jp

中国の国営メディアによりますと、李克強前首相は27日未明、上海で心臓発作のため68歳で死去しました。

李氏の出身地、内陸部の安徽省合肥にある、子どものころに過ごしたとされる地区では、27日から大勢の人が献花するなどして追悼しています。

一夜明けた28日も、たくさんの花が次々と手向けられ、「ご冥福をお祈りします。永遠に思いをはせます」などと書かれた手紙も添えられていました。

子どもと一緒に訪れた40代の女性は「李氏が亡くなり、沈んだ気持ちになったので、心ばかりですが献花に来ました」と話していました。

一方、現地では、警察官らが追悼に訪れた人たちを誘導していました。

中国では去年、厳しい行動制限を伴う「ゼロコロナ」政策のもと、火災で死者が出たことを受けて、上海など各地で追悼集会が開かれ、大規模な抗議活動に発展しました。

中国政府としては、李氏の追悼をきっかけに大勢の人が集まり、抗議活動などにつながることを警戒しているとみられます。

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