イスラム組織ハマスは26日、新たに17人の人質を解放した。イスラエルとの戦闘休止合意に基づく人質解放はこれで３日目。今回は米国籍の４歳の少女が含まれた。米国籍者の解放は初めて。
少女の名前はアビゲイル・イダンちゃんで、赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）にまず引き渡された。アビゲイルちゃんの両親は、パレスチナ自治区ガザとの境界に近いクファルアザ・キブツ（農業共同体）にある自宅でハマスの戦闘員によって殺害された。
バイデン米大統領は休暇先のマサチューセッツ州ナンタケット島でアビゲイルちゃんが解放されたとし、「彼女は今や自由の身で、イスラエルにいる」と説明。「彼女が耐え忍んだ出来事は想像を絶する」と思いやった。
カタール外務省の報道官によると、今回解放され赤十字に引き渡されたのはイスラエル人13人と外国籍３人、ロシアのパスポート保持者１人。パレスチナ人受刑者39人との交換だったという。過去２日間と異なり、今回はガザの北部で解放された。
解放され父親と再会した人質女性（11月26日）
Source: The Israeli Army / AP
イスラエルとハマスの戦闘休止は４日間だが、延長に向けた協議が続いている。
イスラエルのネタニヤフ首相は「人質を取り戻すためにあらゆる努力をしている。全員を取り戻す」との声明を発表した。
原題：Four-Year-Old American Girl Is Among Hostages Released From Gaza（抜粋）
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