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【詳細】日中首脳会談“意思疎通重ね 新時代の関係切り開く” - nhk.or.jp

一方、岸田総理大臣は、ことし5月に日中防衛当局間の連絡メカニズムのもとで、ホットラインの運用を開始したことを歓迎しつつ、安全保障分野での意思疎通の重要性を指摘しました。

その上で、沖縄県の尖閣諸島を含めた東シナ海の情勢について、深刻な懸念を改めて伝えたほか、日本のEEZ=排他的経済水域内に設置された中国のブイの即時撤去を求めました。

そして、ロシアとの連携を含めた中国による日本周辺での軍事活動の活発化にも深刻な懸念を重ねて表明しました。

このほか、台湾海峡の平和と安定が日本を含めた国際社会にとっても極めて重要だと強調するとともに、台湾との関係に関する日本の立場は、昭和47年=1972年の日中共同声明にあるとおりで、一切変更はないと伝えました。

また、岸田総理大臣は、中国国内で相次いで拘束された日本人の早期解放を求めました。

さらに、福島第一原発の処理水放出をめぐり、科学的根拠に基づく対応とともに、日本産水産物の輸入停止措置の即時撤廃を改めて求め、日中双方は、互いの立場に隔たりがあることを認識しながら建設的な態度をもって、協議と対話を通じ、問題解決の方法を見いだしていくことになったとしています。

このほか両首脳は、北朝鮮や中東、ウクライナを含めた国際情勢に関しても意見を交わし、緊密に意思疎通を行っていくことも確認しました。

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