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中国の呼吸器疾患、コロナ流行前ほど急増せず WHO指摘 - ロイター (Reuters Japan)

中国の呼吸器疾患急増、コロナ流行前ほどではない=WHO幹部

11月27日、 世界保健機関(WHO)の幹部は、中国での呼吸器疾患の急増は新型コロナウイルス流行前ほどではないと述べ、新しい病原体も検出されていないと繰り返した。北京の小児病院前で同日撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

[上海 27日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の幹部は、中国での呼吸器疾患の急増は新型コロナウイルス流行前ほどではないと述べ、新しい病原体も検出されていないと繰り返した。

伝染病・パンデミック備え・予防担当部門のディレクター代行、マリア・バン・ケルコフ氏は増加の原因について、2年間のコロナ規制によって遠ざけられていた病原体に感染する子どもの増加にあるようだとの認識を示した。

保健関連のニュース媒体「STAT」との間でこのほど行われたインタビューで「新種の病原体の兆候ではない。これは予想されたことだ」と語った。

一方、27日付の中国共産党系紙「環球時報」によると、北京佑安医院の呼吸・感染性疾病科主任医師、李トウ曽氏は、呼吸器疾患の新規症例は向こう2週間程度でピークを迎える可能性があると指摘。家族が集まる新年の休暇期間にピークの第2波が来るかもしれないとし、高齢者の感染リスクが高まる恐れがあると警告した。

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