![](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231114/K10014257151_2311141141_1114114213_01_02.jpg)
アメリカのバイデン大統領は、イスラエル軍の地上侵攻によりガザ地区の病院で医療活動が難しくなっていることについて「病院は保護されるべきだ」と述べて懸念を示すとともに、こうした懸念についてイスラエル側にも伝えたと明らかにしました。
イスラエル軍は、ガザ地区最大のシファ病院の地下にイスラム組織ハマスの重要な拠点があると主張して地上部隊を周辺に展開し、激しい戦闘を続けていて、病院では燃料不足で医療活動の継続が難しくなっています。
こうしたなか、アメリカのバイデン大統領は13日「病院については行き過ぎない行動がとられるべきだ。病院は保護されるべきだ」と述べて懸念を示すとともに、イスラエル側にこうした懸念を伝えていることを明らかにしました。
またホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は記者会見でイスラエル側も懸念は理解しているとしたうえで病院が医療活動を続けられるよう燃料を提供する用意があるとアメリカ側に伝えてきたと明らかにしました。
一方で、イスラエル軍は病院側と連絡が取れていないと説明しているとして、アメリカとして病院が保護されるよう引き続き働きかけていくとしています。
サリバン補佐官はまた「イスラエル軍は市民を盾にとるテロ組織のハマスと対じしているが、だからと言って国際法に従うという責任が小さくなるわけではない」と述べ、イスラエル側にくぎを刺しました。
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