直前には、同じナンバーの車がタイヤ回りを確認する映像が防犯カメラに映っていました。
１４日午後１時２０分ごろに撮影されていた防犯カメラの映像です。
運転手が車から降りてタイヤの様子を確認。
カメラの持ち主によりますと、見知らぬ車が突然、敷地内でタイヤ周りを確認するような動きをし始めたといいます。
これが痛ましい事故を起こす直前とみられています。
（西尾アナウンサー）「札幌市西区平和３条８丁目にいます。この場所、規制線が張られた向こう側に、白い車の左側前輪が外れてしまっているのが分かります。車体も斜めになっています」
事故現場では、タイヤが外れた白い軽乗用車を入念に調べる警察官。
先ほどグルグルと走行していた白い軽乗用車と、ナンバーは同じでした。
１４日午後１時半ごろ、札幌市西区平和３条８丁目付近で、
軽乗用車の運転手から「走行中にタイヤが外れて園児に当たった」と消防に通報がありました。
警察などによりますと、タイヤに当たった４歳とみられる園児の女の子は、病院に搬送されましたが意識不明の重体ということです。
（近隣住民）「救急車が２台来たり消防車が１台来たり、そのあと警察が何十人も来て測っていた。どこからタイヤが外れたのか」
現場は近くに小学校や幼稚園などがある住宅街。
当時、園児は父親と５歳とみられる姉の３人で歩道を歩いていましたが、
軽乗用車が下り坂を走行しているときに、左前のタイヤが外れて歩道にいた園児に直撃したということです。
他にけが人は確認されていません。
これは外れたとみられる軽乗用車のタイヤ。
成人男性がひとりで運ぶのもやっとの大きさ。
オフロード用だということです。
そして、事故の直前に映っていたグルグルと走る同じナンバーの車。
運転手がタイヤを確認する様子は、何か事故と関係あるのでしょうか。
現場の目の前にある幼稚園に子どもを通わせる保護者からも不安の声がー
（保護者）「すごいびっくりして心臓をつかまれる感じ。防ぎようがないのでどう対応すればいいのか」
警察は、軽乗用車を運転していた札幌市西区の若本豊嗣容疑者４９歳を、過失運転致傷の疑いで逮捕しました。
若本容疑者は容疑を認めているということです。
警察は引き続きタイヤが外れた原因などを調べています。
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