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ハマスとイスラエル、4日間戦闘停止で合意 人質解放・物資輸送へ - ロイター (Reuters Japan)

[カイロ/ガザ/テルアビブ/ドーハ 22日 ロイター] - イスラム組織ハマスとイスラエルは22日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間停止することで合意した。戦闘停止中に双方が拘束・拘留している人を解放する。燃料や医薬品、その他人道物資の輸送も実施する。

合意はカタールとエジプト、米国が仲介した。

ハマスの声明によると、ハマスが拘束する50人の女性と子どもを解放するのと引き換えに、イスラエルが捕らえているパレスチナ人女性・子ども150人を釈放する。

人道支援物資や医薬品、燃料を積んだ数百台のトラックがガザ全域への搬入を認められる。

戦闘停止期間中、ガザ全域でいかなる人物への攻撃、拘束も行わないことをイスラエル側が約束したという。また、航空機の飛行をガザ南部で完全に停止し、北部では現地時間午前10時から午後4時まで6時間停止する。

イスラエル首相官邸の声明によると、停止期間中に50人が解放された後、10人の解放につき戦闘停止が1日延長される。ハマスの交換条件としての拘束パレスチナ人の解放には言及していない。ハマス側はこうした取り決めに触れていない。

イスラエル首相官邸は「政府は人質全員を帰還させることにコミットしている」と述べた。

ハマスは声明で「われわれの指は引き金にかかったままだ」とも強調し、「(パレスチナの)人々を守り、占領者を打ち負かすために引き続き警戒を怠らない」と述べた。

 11月22日、イスラム組織ハマスは、イスラエルと人質解放を条件にパレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間停止することで合意したと声明で発表した。写真は質の即時解放を求める人々。イスラエルのテルアビブで18日撮影(2023年 ロイター/Ammar Awad)

カタール外務省はハマスとイスラエルが4日間の人道的な戦闘停止で合意したと発表。延長される可能性もあるとした。戦闘停止の開始日時は今後24時間以内に発表されるという。

カタールの発表は、ガザで拘束されている民間人の女性と子ども50人の解放と引き換えに、イスラエルが捕らえている「多数の」パレスチナ人女性・子どもが釈放されるとした。また、合意実行が進むに伴い人数は引き上げられるという。

米政府高官は、今回の合意で米国人3人が解放されるとの見通しを示した。 もっと見る

バイデン米大統領は合意を歓迎する声明を発表し、「米国人の人質をさらに取り戻せる見通しだ。全員が解放されるまで(努力を)やめない」と述べた。

イスラエルメディアは人質解放が23日に始まる見通しと報じた。イスラエル市民が最高裁にパレスチナ人釈放阻止を求める機会を与えるため、合意の履行を24時間待つ必要があるという。

ハマスが拘束している人質は200人以上とみられる。これまでに解放したのは4人。

パレスチナ自治政府の当局者によると、イスラエルが捕らえている7800人以上のパレスチナ人のうち約85人が女性、350人が未成年者という。

カタールの仲介交渉責任者は、赤十字国際委員会(ICRC)がガザで人質解放を支援するとロイターに明らかにした。また、今回の合意が恒久的な停戦につながることを期待すると述べた。

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