共産党委員長に田村氏女性初、志位氏は議長に - 時事通信ニュース

2024年01月18日18時03分

記者会見する共産党の田村智子新委員長（右）。左は志位和夫新議長＝１８日午後、静岡県熱海市

　共産党の第２９回党大会は最終日の１８日、志位和夫委員長（６９）が退任し、田村智子政策委員長（５８）を後任に充てる人事を決め、閉幕した。同党初の女性党首となる。志位氏は２００６年に不破哲三氏（９３）が退任して以降空席となっている議長に就く。小池晃書記局長（６３）は留任し、新たな政策委員長には山添拓参院議員（３９）が決まった。

共産・不破氏、党指導部引退へ　９３歳、理論的支柱

　志位氏は００年１１月の第２２回党大会で委員長に就任。在任期間が歴代最長の２３年余りに及ぶ中、同党は女性登用や世代交代を進め、党勢の退潮傾向に歯止めをかけたい考えだ。
　新執行部は記者会見に臨み、志位氏は退任理由について「今年でちょうど７０歳になる。新しい世代にバトンタッチするのが良いと考えた」と説明。昨年９月に自ら幹部に退任を提案したことも明らかにした。田村氏は「共産党の成長、発展のために力を尽くしたい」と抱負を語った。
　不破氏も、長年担ってきた中央委員を外れ、指導部から引退。名誉役員となった。

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