アフリカのスーダンにいる日本人の退避に備えて、航空自衛隊の輸送機3機が周辺国ジブチに向けて日本を出国しました。
早ければ日本時間の22日から23日にかけてジブチに到着する見込みです。
スーダンの情勢が悪化する中、浜田防衛大臣は今月20日、自衛隊に対し、在留邦人の国外退避に向けて、活動拠点がある周辺国ジブチに自衛隊機を派遣し待機するよう命令しました。
これを受けて愛知県の航空自衛隊小牧基地では、21日午後、現地に派遣される隊員たちがC130輸送機に乗り込み、基地を出発しました。
防衛省によりますと、このC130輸送機とC2輸送機、KC767空中給油・輸送機の合わせて3機が、21日夜から22日未明にかけて日本を出国したということです。
防衛省関係者によりますと、3機は経由地で給油などを行いながら飛行し、早ければ日本時間の22日から23日にかけてジブチに到着する見込みです。
スーダンでは21日、準軍事組織に続いて、軍も3日間の停戦に合意したと発表し、自衛隊は輸送の任務が命じられた場合に備えて、情報収集などの準備を進めています。
海外に滞在している日本人の自衛隊機による輸送が行われれば、6回目となります。
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