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関越バス事故11年、母亡くした男性は警官の対応に心打たれ群馬県警入り…この日はG7警備 - 読売新聞オンライン

 2012年に群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故は、29日で発生から11年となった。発生時刻の午前4時40分頃、現場の高架下に設けられた献花台に遺族ら約20人が訪れ、犠牲者の 冥福めいふく を祈った。

 石川県能登町の山瀬哲夫さん(57)は事故で妻の直美さん(当時44歳)を亡くした。長男の俊貴さん(30)は事故後、警察官の丁寧な対応に心を打たれ、15年に群馬県警の警察官となった。俊貴さんは29日に同県内で開幕した先進7か国(G7)デジタル・技術相会合の警備のため来られず、山瀬さんが家族を代表して祈りをささげた。

 山瀬さんは献花台に花を手向けた後、「子供の成長や4人目の孫の誕生を無事報告でき、安心した」と話していた。

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