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北朝鮮、連日の米韓批判「必ず代価支払う」 - 産経ニュース

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長(コリアメディア提供・共同)
北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長(コリアメディア提供・共同)

【ソウル=時吉達也】北朝鮮の朝鮮中央通信は30日付の論評で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への抑止力強化を表明した米韓の「ワシントン宣言」に対し、「北朝鮮敵視政策を集約した産物」と非難。「必ず高い代価を支払う」と主張した。

北朝鮮は29日にも金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キムヨジョン)党副部長がワシントン宣言を非難。連日の米韓批判を通じ、核開発を加速させる意向を強調した。

論評は、バイデン米大統領が「北朝鮮が核攻撃を行えば、政権の終末を招くことになる」と言及したことに対し「世界が見守る中、1つの主権国家を絶滅させるという暴言を吐き出した」と主張。朝鮮半島情勢が「より一層危険な局面に入る」とし、「相応する抑止力を高めるのは当然だ」と核開発を正当化した。

さらに、米国の核兵器などによる拡大抑止を強調する韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対しても「反民族的で米国に屈従する行動」と反発。韓国を「核戦争の火薬庫、前哨基地に転落させている」と非難した。

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