政府、Jアラートを発令 ミサイルが北海道周辺落下か - 日本経済新聞

政府は13日、ミサイルが8時ごろに北海道周辺に落下するとみられるとして全国瞬時警報システム（Jアラート）を発令した。北海道を対象地域に直ちに建物のなかや地下へ避難するよう呼びかけた。

海上保安庁は午前8時19分、防衛省の提供情報としてミサイルがすでに落下したとみられると発表した。

午前8時20分に緊急情報ネットワークシステム「エムネット」によると「北海道やその周辺への落下の可能性がなくなったと確認されたので訂正する」と公表した。

Jアラートの発出は2022年11月3日に宮城、山形、新潟の3県に警報を出して以来。

防衛省は13日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと公表した。韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。

岸田文雄首相は午前7時29分、関係省庁に①情報収集・分析に全力を挙げ国民に迅速・的確な情報提供②航空機や船舶などの安全確認の徹底③不測の事態に備え万全の態勢をとる――の3点を指示した。

北朝鮮によるミサイル発射は韓国軍のみが探知した分もあわせ、2023年に入り9回目。北朝鮮は7日以降、韓国との毎日2回の定時通話に応答しておらず、南北の緊張が高まる懸念が出ている。

金正恩（キム・ジョンウン）総書記は10日、朝鮮労働党の中央軍事委員会の会議に出席し、韓国や米国との戦闘を想定した「攻撃作戦計画」を確認した。3月の米韓合同軍事演習に対抗する形で活発な軍事活動を続けている。

Adblock test (Why?)

Bagikan Berita Ini