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陸自ヘリ事故、海中の捜索で6人目発見 死者は4人…(写真=共同) - 日本経済新聞

沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になった事故で、18日の海中の捜索で隊員とみられる1人が新たに見つかったことが政府関係者への取材でわかった。発見されたのは計6人となった。

深い海での作業を可能にする技術「飽和潜水」による捜索活動で見つかった。自衛隊は宮古島西方にある伊良部島の北約6キロの海底で、16日にヘリの胴体部分と隊員とみられる5人を発見した。18日午前までにこのうち計4人を引き揚げ、死亡を確認した。自衛隊が身元の特定を進めている。

海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は18日の記者会見で、16日に見つかった5人について「機体のなか(で見つかった)と報告を受けた」と述べた。現場は水深約106メートルで、視界が限られるなかで周辺を調べていると説明していた。

ヘリは大きく破損しており、防衛省は損傷度合いなどを調べて、民間サルベージ会社による胴体部分の引き揚げを予定する。21日に入札を実施して事業者を選び、6月末までの引き揚げを目指す。

事故の原因究明のカギを握るフライトレコーダー(飛行記録装置)は現時点で見つかっていない。防衛省の青木健至報道官は18日の記者会見で「民間企業の知見や技術力を活用することも視野に検討している」と述べ、機体の引き揚げとさらなる捜索に尽力する考えを強調した。

ヘリは6日午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸し、10分後に同島北西の洋上でレーダーから機影が消えた。偵察訓練中で、第8師団長の坂本雄一陸将を含む10人が乗っていた。陸自は事故調査委員会を立ち上げて原因を調べている。

海上保安庁は18日未明から新たに大型測量船「平洋」による海底捜索を始めた。音波を出して水深を測る装置「マルチビーム測探機」を使用。伊良部島北の水深200メートルを超える海域を中心に、機体の一部などが沈んでいないかを調べる。

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