G7の農相会合が開かれている宮崎市の会場で野村農林水産大臣はカナダのビボー農業・農産食料相と会談しました。
カナダは、化学肥料の原料となる塩化カリウムの埋蔵量のおよそ4割を占めるほか、菜種や小麦の主要な生産国にもなっています。
このため両国は、日本がカナダからの輸入に依存する塩化カリウムのほか、菜種や小麦といった物資の供給を維持するための共同声明を発表しました。
この中では、物資の供給が滞らないよう、政府間で定期的に対話を行うほか、情報交換の枠組みを設けることにしています。
会談の中で野村農林水産大臣は「ロシアのウクライナ侵攻以降、カナダの重要性が非常に増している。食料安全保障への関心が高まる中、安定供給に向けた共同声明を発表できて大変誇らしい」と述べました。
これに対しビボー農業・農産食料相は「政府としても、日本が必要とする物資の量を確保できるよう企業にも働きかけていきたい。カナダの産業界の代表も日本とのビジネスに好意的で、強固な関係を築いていきたい」と応じました。
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