カジノを中核とした統合型リゾート(IR)の整備計画が14日、政府に認定され、大阪にIRが開業する見通しとなった。2025年大阪・関西万博とともに、経済成長の柱としての期待が高まる一方、政府の審査委員会からは、地域住民との良好な関係構築や交通手段への懸念など注文も相次ぎ、大阪府と大阪市には丁寧な対応が求められる。
政府はIRを認める条件の一つとして「地域との良好な関係構築」を掲げる。
しかし、地元ではIR誘致への賛否は割れている。読売新聞社が3月30日~4月1日に府内の有権者を対象に行った世論調査では、IR誘致に「賛成」は38%。「反対」は44%と、広く理解が得られているとは言いがたい状況だ。
こうした状況に対し、政府の審査結果報告書は「良好な関係構築に課題が残る」と指摘。審査委は府、市の取り組みについて、50点の配点で27・1点とし、「地域住民への対面での説明の場を設けるといった、能動的な理解促進への取り組み計画が乏しいように見受けられる。懸念の
交通手段については20点の配点で14・6点としたが、懸念も示された。
建設予定地の大阪湾の人工島・夢洲への交通手段は現在、島北側の夢舞大橋と南側の夢咲トンネルの2方向の道路だけ。夢洲では万博会場の建設工事が進んでおり、24年度中には大阪メトロ中央線が延伸される予定だ。
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