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スーダンで退避の仏車列に攻撃か 米は外交官ら軍ヘリで移送 - 産経ニュース

煙が上がるスーダン首都ハルツーム近郊=22日(ロイター)
煙が上がるスーダン首都ハルツーム近郊=22日(ロイター)

【ワシントン=大内清、カイロ=佐藤貴生】バイデン米政権は22日、正規軍と準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)の衝突が続くアフリカ北東部スーダンから、米軍が自国の外交官らを国外へ退避させたと発表した。フランスも23日、自国民の退避を始めるなど各国の動きが本格化した。

発表によると、米軍は駐留するジブチから大型輸送ヘリCH47チヌーク3機を含む部隊を派遣。スーダンの首都ハルツームの米大使館の米外交官のほか、他国の外交官数人を含む「100人以下」(米政府高官)を移送した。AP通信は退避先はエチオピアと報じた。

退避作戦全体には米兵100人以上が関与した。銃による攻撃などはなかったという。大使館業務は一時的に停止された。バイデン大統領は声明で「交戦勢力は即座に無条件で停戦を実施するべきだ」と求めた。

米外交官らの退避を巡っては、RSFが声明で「米軍に協力した」と主張したが、バス米国務次官は「米軍単独で行った作戦だった」と強調した。米国務省はジブチのほかエチオピアや、スーダンに強い影響力を持つサウジアラビアに謝意を表明した。

また、サウジ外務省は22日、自国民91人と12カ国の66人がサウジ西部ジッダに船で退避したと発表した。

スーダンでは退避中のフランス人らの車列が攻撃されて1人が負傷したもよう。カタールの車列が襲撃されたり、エジプト人外交官1人が負傷したりしたとの情報もある。軍とRSFは21日、それぞれ3日間の停戦を表明したが、22、23日も戦闘が続いた。

一方、防衛省は23日、スーダンからの邦人退避に向けて派遣した航空自衛隊機3機について、日本時間の同日未明までに周辺国のジブチに到着したと発表した。ジブチ国内の自衛隊の拠点で3機を待機させ、戦況を見極めながらスーダン入りの可否を判断する。

3機は、先行して21日午後に出発したC130輸送機1機と、21日夜から22日未明にかけて飛び立ったC2輸送機とKC767空中給油・輸送機各1機。

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