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陸自ヘリ不明から10日、飽和潜水による海底捜索で5人見つかる - 読売新聞オンライン

 陸上自衛隊の第8師団長ら10人が搭乗した多用途ヘリコプター「UH60JA」が沖縄県・宮古島周辺で行方不明になった事故から10日となる16日、自衛隊の飽和潜水による海底捜索で、機体と隊員とみられる5人が確認された。

 16日午前、読売新聞がチャーターした船からは、潜水艦救難艦「ちはや」の艦上で隊員らが作業を進める様子が確認できた。15日は天候不良で作業を中断したが、16日は晴天となり、海上の波も穏やかだった。現場海域に近い池間島の海岸からは午前6時半過ぎから、「ちはや」の艦上で機材を移動させる様子が見て取れた。

 チャーター船が「ちはや」の南側約1キロの海上に到着したのは午前9時20分頃。その約30分後の同9時48分、船体中央部に設置された装置に、船体下部から赤いカプセル状の物体がゆっくりと引き揚げられた。ヘルメットをかぶった隊員約10人が作業を進め、カプセル状の物体は午前10時2分に艦内に格納されて見えなくなった。飽和潜水の作業の一環とみられる。

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