ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、首都キーウのほか、東部の都市ドニプロやハルキウ、西部のリビウや南部のオデーサなど各地の都市に対し、ロシア軍によるミサイルなどを使った大規模な攻撃が行われたと、SNSで明らかにしました。
ミサイルの数は合わせておよそ110発に上り、産婦人科の病院や教育施設、ショッピングセンターなど民間の施設が被害を受けたとして「テロリストの攻撃には必ず反撃する」と強調しました。
また、ウクライナのクリメンコ内相は、一連の攻撃でこれまでに12人が死亡し、76人がけがをしたと明らかにしました。
これまでのところ、ロシア側の発表はありませんが、南部クリミアでは3日前の26日に、ロシア軍の大型揚陸艦「ノボチェルカスク」がウクライナによるミサイル攻撃で破壊されていて、今回の大規模な攻撃はロシア側による報復の可能性もあります。
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