米コロラド州最高裁は19日、トランプ前大統領について、2021年の連邦議会議事堂襲撃事件への関与を問題視し、24年の大統領選に向けた州予備選への出馬を認めない、との判断を示した。トランプ氏の出馬資格を問う裁判は他州でも提起されているが、米メディアによると、出馬資格を認めない判断は初めてだ。
【連載】アメリカ大統領選2024 覇者の焦り
来年に大統領選を控えるなか、混迷をきわめる世界と向き合わなければならない米国。外交を動かす底流となってきたのが、冷戦終結後に手にした覇権が揺らいでいるという「焦り」の感覚です。その実像を描きます。
判決の直接の効力はコロラド州の予備選に限られ、トランプ氏の陣営は連邦最高裁に上訴する方針。連邦最高裁が審理する場合、今回の州の司法判断は保留される。ただ、米メディアによると、連邦最高裁が審理することになれば、他州についても、トランプ氏の大統領就任の適格性について判断する可能性がある。展開次第では、選挙戦の動向にも大きく影響しそうだ。
コロラド州の裁判では、州の有権者らが、21年1月6日の議会襲撃事件にトランプ氏が関わったとして、合衆国憲法修正第14条3項の規定に基づき、トランプ氏の予備選出馬は違憲だと訴えていた。
■トランプ氏側「完全に間違っ…
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