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自民 池田佳隆衆院議員の事務所捜索 政治資金問題 東京地検 - nhk.or.jp

自民党の安倍派「清和政策研究会」では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入として記載しない運用が組織的に行われた疑いがあり、特捜部は今月19日、政治資金規正法違反の疑いで安倍派の事務所を捜索し、捜査を進めています。

関係者によりますと、安倍派では大半の所属議員側にパーティー収入の一部がキックバックされていましたが、池田議員側は、その中でも高額の去年までの5年間で4000万円を超えるキックバックを受け、議員側の政治団体が収支報告書に収入として記載していない疑いがあるということです。

一連の問題で議員側が強制捜査を受けるのは初めてです。

池田議員の資金管理団体は、今回の問題が明らかになったあと、去年までの3年間に、記載していない安倍派からの寄付が合わせておよそ3200万円あったとして、収支報告書を訂正し、事務所は「清和政策研究会より受領した金銭について、党から同会を経て支払われる政策活動費であると認識して、政治資金収支報告書には記載していませんでした」などとコメントしていました。

池田議員は、比例代表・東海ブロック選出で当選4回。
おととし10月から去年8月まで文部科学副大臣を務めました。

関係者によりますと、池田議員はすでに、特捜部の任意の事情聴取を受けていて、特捜部は、捜索で押収した資料を分析するなどして、議員側の認識など詳しい経緯について実態解明を進めるものとみられます。

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